ペットをお家に迎える前に
ペットを飼おうと決めた時、多くの人はまずゲージやトイレ、食器など、ペットのためのアイテムを揃え、一緒に暮らすことへの準備を整えることに夢中になるでしょう。
それはとても楽しい時間ですが、それと同じくらい重要なのが、かかりつけの動物病院をどこにするかを決めることです。
特に、生後数か月のペットを迎える場合は、ワクチンの接種や避妊手術など、動物病院に連れていくことも多くなります。
急に体調を崩すこともあるかもしれません。
いざという時に慌てないためにも、ペットを家に迎える前に、動物病院の目星は付けておきましょう。
信頼できる病院を探そう大切なペットの健康を守るためには、信頼できる病院を探さなければならないのは当然です。
ネット上の口コミサイトなどを参考にするのも良い方法ですが、電話をかけてみてその応対や態度でその病院の雰囲気を探るという方法もあります。
例えば、近々子犬を迎える予定なのですが、ワクチン接種はおいくらくらいですか？など、問い合わせてみましょう。
曖昧な答えだったり、感じが悪いと感じたりするようならば、その病院はやめておいた方がいいかもしれません。
あとは、ペットを連れてお散歩中の方に、どの病院にかかっているのか尋ねてみるのも方法のひとつです。
大きな病院なら安心？
規模の大きな病院ならば、おそらく獣医の人数も多いでしょう。
獣医の人数の分だけ、さまざまな症例に対応できますし、動物用のMRIやCTなどの医療機器を導入していることも多いので、大きな病院の方が安心と言えるかもしれません。
しかし、そのような病院が近所にあればいいですが、なかなかそうはいかないでしょう。
また、個人で開業している小さな動物病院でも、非常に高い技術を持った獣医さんがいることもあります。
ただし、患者は動物です。
獣医さんひとりでは行ないにくい治療もありますから、獣医さんひとりではなく、ほかに何人かスタッフがいるかどうかも、良い病院を見分けるポイントとなります。
治療費が安い＝良い病院ではない
人間の場合と異なり、動物病院では治療費に差が出ることが珍しくありません。
保険がないため、高額になりがちなペットの医療費をなるべく抑えたいと考えるのは当然ですが、安ければOKというのは安直すぎると言わざるを得ないでしょう。
しかし、高額だから良い、高度な治療というわけでもないので、難しいところです。
ただ、治療方法はひとつとは限らず、何種類かあるところは人間と一緒ですから、どんな治療方法があるのか、それぞれのメリットデメリットを詳しく説明してくれる病院なら、信用できるということになります。
また、治療費についても先に説明してもらいましょう。
納得できなければ、大切なペットの健康を守るために、セカンドオピニオンを利用することも考えた方がいいですね。